2026年10月15日、GitHubはGitHub Copilotで「Claude Opus 4.8」「Claude Opus 5」「GPT-5.6 Terra」の3つのAIモデルを2026年11月16日に廃止すると発表しました。廃止のあとは、それぞれ新しいモデルに切り替えて使うことになります。
当記事では、どのモデルが使えなくなり、代わりに何を使えばよいのかを、AI初心者の方にもわかりやすく解説します。
GitHub Copilotで3つのモデルが廃止に!(2026年11月16日)
GitHub公式の発表はこちら
GitHubは、開発者向けのお知らせ(GitHub Changelog)で、今回のモデル廃止を発表しました。発表によると、廃止の対象と、代わりに使うモデル(代替モデル)は次のとおりです。
| 廃止されるモデル | 代わりに使うモデル |
|---|---|
| Claude Opus 4.8(Anthropic) | Claude Opus 5.5 |
| Claude Opus 5(Anthropic) | Claude Opus 5.5 |
| GPT-5.6 Terra(OpenAI) | GPT-6.1 Sol または GPT-6 Luna |
※GitHub Changelog(2026年10月15日)より編集部作成。廃止日は2026年11月16日
廃止はCopilotのすべての機能が対象です。チャット(Copilot Chat)、コードの一部書き換え(インライン編集)、Ask・Agentモード、コードの自動補完のどれでも、11月16日以降は対象のモデルが使えなくなります。
>>GitHub Changelog「Upcoming deprecation of selected GitHub Copilot models in mid-November」(英語)
そもそもGitHub Copilotとは?
GitHub Copilot(コパイロット)は、プログラミングを手伝ってくれるAIです。コードを書いている途中で続きを提案したり、チャットで「このエラーの原因は?」と聞くと答えてくれたりします。
Copilotの中では、OpenAIのGPT、AnthropicのClaude、GoogleのGeminiなど、いろいろな会社のAIモデル(文章やコードを考えるAIの頭脳の部分)から、使うものを選べるようになっています。今回は、その選択肢から3つが外れるお知らせです。
つまり、Copilotそのものが使えなくなるわけではありません。ということで、この先では代わりのモデルと、利用者がやることを紹介します。
廃止のあとは何を使う?利用者がやること
1. 代わりのモデルを選ぶ
GitHubがすすめる代替モデルは、Claude Opus 4.8・Claude Opus 5を使っていた人はClaude Opus 5.5、GPT-5.6 Terraを使っていた人はGPT-6.1 SolかGPT-6 Lunaです。GitHubの公式ドキュメントでは、それぞれ次のように説明されています(編集部訳)。
| モデル | GitHub公式の説明(要約) |
|---|---|
| Claude Opus 5.5 | 長い作業をこなすエージェント型のコーディング向け。手順の多い作業やエラーからの立て直しが得意 |
| GPT-6.1 Sol | 複雑なコーディング向け。高度で効率的な推論 |
| GPT-6 Luna | 小さく素早く終わる作業向け。速くて低コストな応答 |
※GitHub Docs「AI model comparison」より編集部訳・要約(2026年10月19日時点)
▶ 関連記事:OpenAIが「GPT-6」をChatGPTで提供開始!無料で使える?何が変わったか初心者向けに解説
2. モデルの変え方(モデル選択)
VS Code(コードを書くための人気のアプリ)でCopilot Chatを使っている場合、モデルは次の手順で変えられます。
- タイトルバーのチャットアイコンからCopilot Chatを開く
- チャット欄の下にあるモデル名の部分を開き、使いたいモデルを選ぶ
- 「Auto」を選ぶと、Copilotがその時に使いやすいモデルを自動で選んでくれる
※GitHub Docs「Changing the AI model for GitHub Copilot Chat」より(2026年10月19日時点)
なお、すでに「Auto」でチャットしている途中では、新しいチャットを始めないとモデルを変えられません。GitHubは、廃止日より前に、自分の作業手順や連携しているツールの設定を新しいモデルに切り替えておくよう呼びかけています。
3. 会社で使っている場合(Business・Enterprise)
会社向けのCopilot Business・Enterpriseでは、代替モデルが自動で使える状態になります。ただし、管理者がモデルの初期設定をオフにしていたり、特定のモデルを止めていたりする場合は、管理者がCopilotの設定(モデルのポリシー)から代替モデルを有効にする必要があります。
廃止されたモデルを管理者が手で消す作業は必要ありません。設定を一度確認しておきましょう。
GitHub Copilotのモデルの疑問に答える(一覧・料金・選べないとき)
GitHub Copilotのモデル一覧は?
GitHubの公式ドキュメント「Supported AI models」によると、2026年10月19日時点でCopilotでは次の会社のモデルが使えます(一部の例)。
| 会社 | モデルの例 |
|---|---|
| OpenAI | GPT-6.1 Sol、GPT-6 Sol、GPT-6 Luna、GPT-6 Astra、GPT-5 mini など |
| Anthropic | Claude Opus 5.5、Claude Sonnet 5.5、Claude Haiku 5.5 など |
| Gemini 4 Argon、Gemini 3.8 Flash など | |
| xAI | Grok 4.7、Grok 4.6 など |
| その他 | MAI-Code-1.1-Flash(Microsoft)、Kimi K3(Moonshot AI) |
※GitHub Docs「Supported AI models in GitHub Copilot」より編集部作成(2026年10月19日時点・一部のみ掲載)
>>GitHub Docs「Supported AI models in GitHub Copilot」(英語)
モデルの使い分け・おすすめは?
GitHubの公式ドキュメントでは、作業の種類ごとに向いているモデルを紹介しています。大まかには「簡単なことを早く済ませたいなら軽いモデル(GPT-6 Luna、Claude Haiku 5.5など)」「難しいバグ探しや長い作業には高性能なモデル(GPT-6.1 Sol、Claude Opus 5.5など)」という分け方です。
どれが一番かは作業内容によって違うため、迷ったら「Auto」に任せるのも一つの方法です。
▶ 関連記事:Anthropicが「Claude Haiku 5.5」を発表!無料で使える?Sonnetとの違いを初心者向けに解説
>>GitHub Docs「AI model comparison」(英語)
GitHub Copilotのモデルの料金・倍率は?
今のCopilotは、使ったトークン(AIが読み書きする文字の量の単位)をモデルごとの単価で「AIクレジット」に換算する料金のしくみです。公式ドキュメントによると、1クレジットは0.01米ドルで、プランごとに一定のクレジットが含まれ、超えた分が追加の料金になります。
| モデル | 入力(100万トークンあたり) | 出力(100万トークンあたり) |
|---|---|---|
| Claude Opus 5.5 | 4.00ドル | 20.00ドル |
| GPT-6.1 Sol | 2.00ドル | 10.00ドル |
| GPT-6 Luna | 0.10ドル | 0.50ドル |
※GitHub Docs「Models and pricing for GitHub Copilot」の標準の単価より(2026年10月19日時点)。GPT-6.1 Sol・GPT-6 Lunaは入力27万2千トークン以下の場合
なお、よく検索される「モデルの倍率(multiplier)」は、以前の「リクエスト回数で数える料金のしくみ」で使われていた考え方です。公式ドキュメントでは、古い方式のまま年額プランを使っている個人の利用者向けの説明として残っています。
>>GitHub Docs「Models and pricing for GitHub Copilot」(英語)
モデルが選べない・表示されないのはなぜ?
公式ドキュメントでは、モデルが選べない主な理由として次のようなものが挙げられています。
- 契約しているプランでは、そのモデルが使えない
- 会社(組織)の管理者が、メンバーのモデル変更を許可していない
- 使っているアプリが古い(例:Visual Studioは2022のバージョン17.12以降が必要)
会社のアカウントで使っている場合は、まず管理者に確認してみましょう。
>>GitHub Docs「Changing the AI model for GitHub Copilot Chat」(英語)
私たち(Copilotの利用者)への影響と注意点
今回の廃止で大きく影響を受けるのは、自分でClaude Opus 4.8・Claude Opus 5・GPT-5.6 Terraを選んで使っていた人です。「Auto」で使っている人は、もともとCopilotがモデルを選んでいるため、意識しなくてもそのまま使い続けられると考えられます。
注意点は次の3つです。
- 廃止日は2026年11月16日。それまでに、よく使う設定やツールのモデルを切り替えておく
- Claude Opus 4.8は、年額プランを契約している個人の利用者に限っては、引き続き使える(GitHubの発表より。会社向けプランは対象外)
- モデルによって料金(AIクレジットの減り方)が違う。高性能なモデルほどクレジットを多く使う
なお、今回の廃止はGitHub Copilotの中での話です。AnthropicやOpenAIが自社のサービスで同じモデルの提供をやめるかどうかは、今回のGitHubの発表には書かれていません。
【まとめ】GitHub Copilotのモデルは11月16日までに切り替えを
GitHub Copilotでは、2026年11月16日にClaude Opus 4.8・Claude Opus 5・GPT-5.6 Terraの3つのモデルが廃止されます。代わりはClaude Opus 5.5、GPT-6.1 Sol、GPT-6 Lunaです。自分でモデルを選んで使っている人は、廃止日までにモデル選択を見直しておきましょう。
AIの技術・サービス・ルールは変化が速く、本記事の予測や見通しは将来を保証するものではありません。各サービスの仕様・料金は公式サイトで最新の情報をご確認ください。本記事の情報は2026年10月19日時点のものです。
