2026年10月14日、Microsoftは「Microsoft 365 Copilot」の買い方(ライセンス)を変更すると発表しました。
10月16日から今の商品名に「(add-on)」が付き、12月1日からはMicrosoft 365の契約がなくても買える新しい商品が登場します。当記事では、Microsoft 365 Copilotとは何か、料金や無料版との違いを、AI初心者向けにわかりやすく解説します。
Microsoft 365 Copilotの買い方が変わる!(2026年10月14日発表)
Microsoftは2026年10月14日、販売パートナー向けのお知らせで、Microsoft 365 Copilotの商品の変更を発表しました。ポイントは、2026年12月1日から、Microsoft 365の基本プランを契約していなくてもCopilotを購入できるようになることです。
Microsoft公式のお知らせはこちら
>>October 2026 announcements – Partner Center announcements(Microsoft Learn・英語)
↑上記がMicrosoftのお知らせです。内容を整理すると、次のとおりです(編集部訳)。
| 時期 | 何が変わる? |
|---|---|
| 2026年10月16日〜 | 今の商品の名前に「(add-on)」が付く(例:Microsoft 365 Copilot (add-on)) |
| 2026年11月1日 | 新しい商品のIDが価格表のプレビューで公開される |
| 2026年12月1日〜 | Microsoft 365の基本プランなしで買える新商品が登場。add-on版は新規販売を終了 |
※2026年10月19日時点・Microsoft Partner Centerのお知らせより
そもそもMicrosoft 365 Copilotとは?
Microsoft 365 Copilot(コパイロット)は、WordやExcel、PowerPoint、Outlook、Teamsの中で使えるAIです。「この資料を要約して」「会議の内容をまとめて」と頼むと、仕事のファイルやメールをもとに手伝ってくれます。
なお、プログラミング向けの「GitHub Copilot」は名前が似ていますが、別のサービスです。GitHub Copilotの最近の変更は、こちらの記事で解説しています。
▶ 関連記事:GitHub Copilotで3つのモデルが廃止に!代わりのモデルと変え方を初心者向けに解説
Microsoft 365 Copilotの変更で何が変わる?ポイント3つ
ということで、変更のポイントを3つ紹介します。
1. 基本プランなしでも買えるようになる
これまでMicrosoft 365 Copilotは、Microsoft 365 Business StandardやE3などの基本プランに「追加」する形(アドオン)でしか買えませんでした。12月1日からは、基本プランを前提にしない新しい商品が、法人・教育機関・政府・非営利団体向けに提供されます。
2. 料金とできることは変わらない
Microsoftによると、新しい商品は今の商品と同じ価格です。また、今回の変更は「買い方」の変更で、Copilotの機能そのものは変わらないと説明しています。
3. いま使っている会社は手続き不要
すでにMicrosoft 365 Copilotを契約している会社は、何もしなくて大丈夫です。価格や更新の条件は変わらず、add-on版の新規販売が終わったあとも、更新や席数の変更は続けられます。
Microsoft 365 Copilotの料金は?個人・法人・無料版の違い
Microsoft 365 Copilotの料金(日本)
Microsoftの日本向けページでは、Copilotが使えるプランの価格が次のように表示されています。
| プラン | 表示価格 |
|---|---|
| 個人向け | ¥2,130/月 |
| 一般法人向け | ¥3,523(ユーザー/月相当・年払い・税抜) |
| 大企業向け | ¥4,497(ユーザー/月相当・年払い・税抜) |
※2026年10月19日時点・Microsoft日本公式「仕事向けアプリに組み込まれたCopilot」ページの表示より。プランの組み合わせや支払い方法で金額は変わります
>>仕事向けアプリに組み込まれたCopilot(Microsoft公式)
個人向けと法人向けの違いは?Copilot Businessとは?
法人向けには、中小企業向けの「Microsoft 365 Copilot Business」と、大企業向けの「Microsoft 365 Copilot」があります。Microsoftの説明では、Copilot BusinessはMicrosoft 365 Business Premium・Standard・Basicなどの中小企業向けプランに追加する形です。
個人向けは、自分のMicrosoftアカウントで使うプランです。会社のデータとつながるのは法人向け、と考えると分かりやすいでしょう。
無料版のCopilotとは何が違う?
Microsoftには、無料で使えるAIチャットのCopilotもあります。法人向けには、対象のMicrosoft 365を契約していれば追加料金なしで使える「Copilot Chat」があり、Web上の情報をもとに答える仕組みです。
一方、有料のMicrosoft 365 Copilotは、会社のメールやファイルなど「仕事の情報」をもとに答えられ、WordやExcelの中でも使えます。ここが一番大きな違いです。
「いらない」「高い」と言われるのはなぜ?
Microsoft 365 Copilotは、1人あたり毎月数千円かかります。WordやExcel、Teamsを毎日たくさん使う人には時間の節約になりやすい一方で、資料作りや会議が少ない人には、無料のCopilot Chatで十分な場合もあります。
まずは無料版で使い方を試し、「仕事のファイルを読ませたい」と感じたら有料版を検討する、という順番がおすすめです。
私たちへの影響と注意点
今回の変更で、Microsoft 365をほかの会社のサービスで使っている会社や、Copilotだけを試したい会社も、導入しやすくなると考えられます。ただし、Copilotが使える範囲は、契約しているMicrosoft 365のアプリやサービスによって変わるとMicrosoftは説明しています。
- 新しい商品は2026年12月1日から。今すぐ買えるのは今までのadd-on版
- 既存の契約は手続き不要。価格・更新条件も変わらない
- 日本円の価格はプランの組み合わせや支払い方法で変わる。購入前に公式で確認する
- Copilot Businessは12月1日から、使った分だけ払う課金(従量課金)が初期設定でオンになる予定(販売パートナー経由の新規購入)
とくに会社で導入を考えている人は、販売パートナーや公式ページで最新の条件を確認しておきましょう。
【まとめ】Microsoft 365 Copilotは12月から基本プランなしでも買える
Microsoftは、Microsoft 365 Copilotを12月1日から基本プランなしでも買えるようにし、今の商品には「(add-on)」を付けました。料金と機能は変わらないので、まずは無料のCopilot Chatで試し、必要に応じて有料版を検討してみましょう。
>>License Options for Microsoft Copilot(Microsoft Learn・英語)
AIの技術・サービス・ルールは変化が速く、本記事の予測や見通しは将来を保証するものではありません。各サービスの仕様・料金は公式サイトで最新の情報をご確認ください。本記事の情報は2026年10月19日時点のものです。
