2026年10月23日、OpenAIはAPI(アプリやサービスからAIを呼び出すための窓口)で、GPT-4やo1などの古いモデルの提供を終了しました。終了は2026年4月22日に予告されていたもので、対象のモデルはこの日から呼び出せなくなっています。
当記事では、どのモデルが終わったのか、ChatGPTやほかの会社のアプリに影響はあるのかを、AI初心者の方向けにまとめます。
OpenAIがAPIでGPT-4やo1の提供を終了!(2026年10月23日)
OpenAI公式の発表はこちら
OpenAIは、開発者向けの公式ドキュメント「Deprecations(提供終了のお知らせ)」のページで、今回の提供終了を案内しています。このページには「2026年4月22日に古いモデルの提供終了を告知し、2026年10月23日にアクセスを終了した」という趣旨が書かれています(編集部訳)。
主な対象と、OpenAIが代わりにすすめるモデル(代替モデル)は次のとおりです。
| 提供終了したモデル | 代わりのモデル |
|---|---|
| GPT-4(gpt-4・gpt-4-0613) | gpt-5.6-sol |
| GPT-4 Turbo(gpt-4-turbo・gpt-4-1106-preview) | gpt-5.6-sol |
| GPT-4o の一部の版(gpt-4o-2024-05-13) | gpt-5.6-sol |
| o1・o1-pro・o3-mini | gpt-5.6-sol |
| o4-mini | gpt-5.6-terra |
| GPT-3.5 Turbo | gpt-5.6-terra |
| GPT-4.1 nano | gpt-5.6-luna |
| gpt-image-1(画像生成) | gpt-image-2.5-sunburst または gpt-image-2.5-flare |
※OpenAI「Deprecations」より編集部作成(2026年10月25日時点)。o1-proの代わりはgpt-5.6-solの「pro」モード
さらに、これらをもとに各社が自分用に追加学習させたモデル(ファインチューニング済みモデル)も、GPT-4やGPT-3.5 Turboなどをもとにしたものは同じ日に終了しています。
そもそも「APIの提供終了」とは?
ChatGPTは、OpenAIが自分で作っている「AIと話すアプリ」です。一方のAPIは、ほかの会社や開発者が自分のアプリやサービスにOpenAIのAIを組み込むための入口です。
OpenAIの説明では、提供終了(shut down)は「そのモデルにアクセスできなくなること」を指します。つまり、対象のモデル名を指定してAPIを呼び出しても、10月23日からは答えが返ってこなくなったということです。
GPT-4は名前を知っている方も多いモデルですが、終わったのはAPIの中での話です。ということで、この先では代わりのモデルと、私たちへの影響を順番に見ていきます。
代わりのモデル「GPT-5.6 Sol・Terra・Luna」とは?
1. 文章のAI:GPT-5.6 Sol・Terra・Luna
代わりのモデルとして名前が挙がっているのは、GPT-5.6シリーズの3つです。OpenAIの公式ドキュメントでは、それぞれ次のように説明されています(編集部訳・要約)。
| モデル | 公式の説明(要約) | 料金(100万トークンあたり 入力/出力) |
|---|---|---|
| GPT-5.6 Sol | GPT-5.6の主力モデル。複雑な仕事向け | 4ドル/20ドル |
| GPT-5.6 Terra | 性能と費用のバランス型(以前の「mini」にあたる) | 2ドル/12ドル |
| GPT-5.6 Luna | 費用をおさえて大量に使う用途向け(以前の「nano」にあたる) | 0.2ドル/1.2ドル |
※OpenAI公式ドキュメントの各モデルのページより(2026年10月25日時点)。トークンはAIが読み書きする文字の量の単位
OpenAIによると、GPT-5.6 Solの料金はキャンペーン価格で、少なくとも2026年11月21日までは上の料金で使えます。
2. 画像のAI:GPT Image 2.5 Sunburst・Flare
画像を作るgpt-image-1の代わりは、細かい編集まで得意な「Sunburst」と、速さ重視の「Flare」の2つです。OpenAIは、Sunburstを「画像の生成と編集で最も高性能なモデル」、Flareを「高品質な画像を日常的に速く作るモデル」と説明しています(編集部訳)。
3. さらに新しいGPT-6シリーズもある
なお、OpenAIのAPIのモデル一覧では、迷ったらGPT-6 Astraから始めるよう案内されています。バランス型のGPT-6.1 Sol、費用をおさえたいときのGPT-6 Lunaも並んでいます。
つまり、乗り換え先はGPT-5.6シリーズだけでなく、より新しいGPT-6シリーズも選べるということです。用途と費用に合わせて選んでみましょう。
GPT-4の提供終了の疑問に答える(ChatGPT・他社アプリ)
ChatGPTを使っている人に影響はある?
今回の発表は、OpenAIの「API」についてのお知らせです。公式ページは「APIの提供終了をすべて載せたページ」と説明されており、ChatGPTのアプリで何が変わるかは書かれていません。
今回の終了の対象は、アプリやサービスがAPI経由で呼び出すモデルです。ChatGPTでの変更があるかどうかは、ChatGPTのヘルプやお知らせで確認しておきましょう。
▶ 関連記事:OpenAIが「GPT-6」をChatGPTで提供開始!無料プランでも使える?変わった点まとめ
GPT-4を使った他社のアプリやサービスはどうなる?
チャットボットや文章作成ツールなど、ほかの会社のサービスの中には、APIを通してOpenAIのAIを使っているものがあります。そうしたサービスがGPT-4などの終了したモデルを使っていた場合は、10月23日までに新しいモデルへ切り替えている必要がありました。
OpenAIは、対象のモデルを使っている利用者にメールで知らせ、一般提供のモデルなら少なくとも6か月前に予告する(プレビュー版などはもっと短い場合がある)としています。多くのサービスはすでに切り替えを終えていると考えられますが、もし急にエラーが出るようになったら、そのサービスのお知らせを確認してみましょう。
なぜ古いモデルは終わるの?
OpenAIは公式ページで「より安全で高性能なモデルを出すのに合わせて、古いモデルを定期的に終了している」と説明しています(編集部訳)。新しいモデルが出るたびに、古いモデルは順番に引退していくと考えておくとよいでしょう。
▶ 関連記事:GitHub Copilotで3つのモデルが廃止へ!代わりのモデルと切り替えの手順
これから終わるモデルと、開発者がやること
次に提供終了が予定されているモデル
公式ページでは、今回のほかにも次のモデルの提供終了が予告されています(一部)。
| 終了予定日 | 主な対象 | 代わりのモデル |
|---|---|---|
| 2026年12月1日 | gpt-image-1-mini、gpt-image-1.5 など | gpt-image-2.5-sunburst/flare |
| 2026年12月11日 | GPT-5、GPT-5 mini、GPT-5 nano、o3 など | GPT-5.6 Sol/Terra/Luna |
| 2027年1月14日 | GPT-4o・GPT-4o mini・GPT-4.1・GPT-4.1 mini の一部の版 | gpt-6-luna |
※OpenAI「Deprecations」より編集部作成(2026年10月25日時点)
GPT-4oやGPT-4.1も、2027年1月14日にAPIでの提供が終わる予定です。GPT-4系のモデルは、APIから少しずつ姿を消しつつあります。
開発者がやること(短く)
- 自分のプログラムで指定しているモデル名を確認し、終了したモデルなら代わりのモデルに書き換える
- 書き換えたら、答えの内容や料金が想定どおりかをテストする
- ファインチューニング済みモデルを使っていた場合は、まず代わりのモデル(例:ft-gpt-4ならgpt-5.6-sol)をそのまま使えるか試す(GPT-5.6系はファインチューニングに対応していない)
- モデル一覧のAPI(GET /v1/models)の「shutdown_date」で、終了予定日を確認できる
OpenAIは、場合によっては営業チームに相談することで、終了日のあとも専用の環境で使い続けられることがあるとしています。
【まとめ】GPT-4の提供終了はAPIの話。ChatGPTのアプリについての発表はなし
OpenAIは2026年10月23日、APIでGPT-4・o1・o4-miniなどの古いモデルの提供を終了しました。代わりはGPT-5.6 Sol・Terra・Lunaや、画像のGPT Image 2.5です。ChatGPTのアプリについては触れられていないので、ChatGPTでの変更はヘルプなどで確認しておきましょう。
AIの技術・サービス・ルールは変化が速く、本記事の予測や見通しは将来を保証するものではありません。各サービスの仕様・料金は公式サイトで最新の情報をご確認ください。本記事の情報は2026年10月25日時点のものです。
