2026年10月29日(米国時間)、MicrosoftはWebブラウザ「Microsoft Edge」の更新(バージョン156.0.4314.56)を公開しました。セキュリティの修正を含む更新で、国家サイバー統括室も公式Xで「更新が配信されましたら忘れずにアップデートしてください。」と呼びかけています。
当記事では、Microsoftの公式情報をもとに、今回の更新の中身と、Edgeの更新のしかた、更新できたかの確かめ方をAI初心者向けにわかりやすく解説します。
Microsoft Edgeの更新が公開(2026年10月29日・米国時間)
Microsoft公式の発表
MicrosoftのEdgeのセキュリティ更新の記録「Microsoft Edgeのセキュリティ更新のリリースノート」(編集部訳)によると、今回の最新版は次のとおりです。
| 公開日(米国時間) | バージョン | 中身 |
|---|---|---|
| 2026年10月29日 | 156.0.4314.56 | Chromiumプロジェクトの最新のセキュリティ更新を取り込み |
公式の記録には、直した脆弱性の番号(CVE)は「わかりしだい追加する」と書かれていて、2026年10月30日時点ではまだ載っていません。Edgeだけの脆弱性や、攻撃に悪用されたという記載もありません。
>>Microsoft Edgeのセキュリティ更新のリリースノート(Microsoft Learn・英語)
EdgeはChromeと同じ「Chromium」が土台
Edgeは、GoogleのChromeと同じ「Chromium(クロミウム)」というオープンソースのブラウザを土台に作られています。そのため、Chromiumで見つかった弱点は、ChromeにもEdgeにも関係することが多く、EdgeはChromiumの修正を取り込む形で更新されます(Edgeだけの修正が入ることもあります)。
Chromeでは、2026年10月27日(米国時間)に「緊急」4件を含む52件、10月29日(米国時間)にも「緊急」1件を含む21件のセキュリティ修正が入った更新が出ています。今回のEdgeの更新が、そのうちどの修正を取り込んだものかは、CVEが載るまではっきりしません。
▶ 関連記事:Chromeのアップデートは済んだ?52件の脆弱性を修正、パソコン・スマホの更新方法
国家サイバー統括室も呼びかけ
国家サイバー統括室は2026年10月30日、公式X(注意・警戒情報)で、今回のEdgeの更新にセキュリティの修正が含まれていることを伝え、更新を呼びかけました。
Microsoft Edgeを更新する方法と、確かめ方
Edgeは、ふだんは自動で更新されます。ただ、ブラウザを開いたままだと更新が反映されないことがあるので、一度確かめておきましょう。
1. 「Microsoft Edge について」を開いて更新する
Microsoftのサポートページでは、次の手順が案内されています。
- Edgeを開き、右上の「設定など」(横に並んだ3つの点)をクリックする
- 「ヘルプとフィードバック」→「Microsoft Edge について」をクリックする
- 更新があればダウンロードが始まる(「ダウンロードしてインストール」が表示されたらクリックする)。終わったら「再起動」をクリックする
アドレス欄に「edge://settings/help」と入力しても、同じ画面を開けます。Microsoftによると、Edgeは初期設定では、ブラウザを再起動したときに自動で更新されます。
>>Microsoft Edge の更新設定(Microsoft サポート)
2. バージョンを確かめる
同じ「Microsoft Edge について」の画面に、今のバージョンが表示されます。「156.0.4314.56」以上になっていれば、今回の更新は済んでいます。
スマホのEdgeは、パソコン版とは別に配信されます。iPhoneはApp Store、AndroidはGoogle Playで、Edgeに「アップデート」が出ていないか確かめましょう。
3. 更新できないときは
Microsoftのサポートページでは、Windowsのパソコンなら、「設定」→「Windows Update」→「更新プログラムの確認」からEdgeの更新が届く場合があると案内されています(表示名はWindowsのバージョンで少し違います)。それでも更新できないときは、Microsoftの公式サイトから最新版のEdgeを入れ直す方法も案内されています。
>>Microsoft Edge のダウンロード、インストール、更新に関するトラブルシューティングのヒント(Microsoft サポート)
会社のパソコンで、更新が管理者に止められている場合は、自分で入れ直さずに管理者に相談してください。
※2026年10月30日時点・Microsoft Learn「Microsoft Edgeのセキュリティ更新のリリースノート」(編集部訳)、Microsoft サポート「Microsoft Edge の更新設定」より
2026年10月のEdgeのセキュリティ更新の流れ
Edgeは、Chromiumの修正に合わせて、月に何度もセキュリティ更新が出ています。2026年10月に公開されたパソコン向け(安定版)の更新は次のとおりです(10月30日時点)。
| 公開日(米国時間) | バージョン |
|---|---|
| 10月29日 | 156.0.4314.56 |
| 10月22日 | 156.0.4314.42 |
| 10月16日 | 155.0.4283.62 |
| 10月15日 | 155.0.4283.60 |
| 10月8日 | 155.0.4283.45 |
| 10月5日 | 154.0.4258.62 |
| 10月1日 | 154.0.4258.53 |
※Microsoft Learn「Microsoft Edgeのセキュリティ更新のリリースノート」より編集部で整理。Android版は10月12日(155.0.4283.48)と10月19日(155.0.4283.61)にも更新
10月だけで安定版に7回も更新が出ているので、「自動で更新されるから大丈夫」と思わず、ときどきバージョンを確かめる習慣をつけておくと安心です。Windowsそのものの10月の更新も、あわせて確かめておきましょう。
▶ 関連記事:Windows Update 10月の更新は済んだ?悪用された脆弱性を修正、手順と確かめ方
【まとめ】Edgeは「Microsoft Edge について」で今すぐ確認を
2026年10月29日(米国時間)に公開されたMicrosoft Edgeの156.0.4314.56は、Chromiumの最新のセキュリティ修正を取り込んだ更新です。「設定など」→「ヘルプとフィードバック」→「Microsoft Edge について」で、バージョンが156.0.4314.56以上になっているかをチェックしておきましょう。
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